2017-10-03T06:59:56Z 加藤展幸 "目立つカラーが一番釣れる" 科学的に証明されていた
最新ルアー学

"目立つカラーが一番釣れる" 科学的に証明されていた

最新の科学知識を基に、ルアーフィッシングの様々な疑問や謎の解明に挑む「最新ルアー学」第52回。

「濁った水質の釣り場では目立つカラーの方が良く釣れる」 これはアングラーなら誰でも知っている事ですが、この事実が科学的に証明されてたって知っていましたか?


「目立つカラーが一番釣れる」 2000年には科学的に証明されていた

目立つカラーが釣れる。実はこれ、2000年には鹿児島大学水産学部の研究者たちによって科学的に証明されていたのです。

こちらがその論文へのアクセス 

この論文によると、厳密には"背景色に対して最もコントラストが強い色"が最も釣れるのだそうです。

”コントラストが強い”とは

この場合の"コントラストが強い"とは、背景とルアーの色の明るさ(明度)や、鮮やかさ(彩度)、色の違い(補色)の差が大きい事を言います。「よくわからない」という人のために簡単に言うと、水の色や周囲の色といった”環境の色”の反対色が一番よく目立ち、一番よく釣れるという事です。

反対色とは、白と黒、赤と水色、緑とピンクといったように、対照的な関係にある色の事。この記事の一番上にある画像を見ると、それぞれの色と対照的な色が一目で分かると思います。(画像に白と黒がないのは、厳密には白と黒は無彩色であるから)

注意事項

ただし、この論文によって示されているのは、あくまで餌付けされたスレていない魚を対象とする実験での結果です。ルアーで何度も釣られてスレた魚が対象であったなら、違う結果が出る可能性もあります。

また、この実験で使われたシーバスは色を判別できる魚ですが、シーバス以外の魚や、色が判別できない色盲の魚では異なる結果になるはず。当実験では紫外線も考慮されていないので、紫外線をよく反射するものや、逆に反射しないものを使うと、また結果は変わってくるでしょう。

その証拠に、当実験では、ハイコントラストとは真逆である無色透明カラーも抜き出た結果を示していますが、なぜ無色透明カラーに反応がよかったのかまでは判明していません。これには紫外線が影響していた可能性も考えられます。

スレていない魚には目立つカラーが一番

とは言え、スレていない魚相手には、『周囲の色に対してコントラストが強い目立つカラーが効果的である可能性が高い』と科学で証明されたことは、釣り人にとって大きい事。比較的スレ度合いが軽いソルトのターゲットや、スレていない釣り場の魚、解禁直後の官釣りのトラウトなどに対しては、ルアーカラーの選択に困ることがなくなるかも?

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