"目立つカラーが一番釣れる" 科学的に証明されていた


最新の科学知識を基に、ルアーフィッシングの様々な疑問や謎の解明に挑む「最新ルアー学」第52回。

「濁った水質の釣り場では目立つカラーの方が良く釣れる。」 これはアングラーなら誰でも知っている事ですが、実はそれが科学的に証明されてたって知ってました?


"目立つルアーが一番釣れる" 2000年には既に科学的に証明

目立つカラーが釣れる。実はこれ、2000年には鹿児島大学水産学部の研究者たちによって科学的に証明されていたのです。

こちらがその論文へのアクセス 

この論文によると、厳密には"背景色に対して最もコントラストが強い色"が最も釣れるのだそうです。

コントラストが強いってどういう事?

この場合の"コントラストが強い"とは、つまり背景とルアーの色の明るさ(明度)や、鮮やかさ(彩度)、色の違い(補色)の差が大きい事を言います。「わけわかんない」という人のために簡単に言うと、水の色や周囲の色といった『環境の色』の反対色が一番よく目立ち、一番よく釣れるという事です。

反対色とは、白と黒、赤と青、緑とピンクといったように、対照的な関係にある色の事ですね。この記事の一番上にある画像を見ると、それぞれの色と対照的な色が一目でお分かり頂けると思います。(画像に白と黒がないのは、厳密には白と黒は無彩色であるから)

注意事項

ただし、これはあくまで餌付けされたスレていない魚を使った実験結果です。ルアーで何度も釣られてスレた魚なら違う結果が出るでしょう。

そして、この実験で使われたシーバスは色を判別できる魚ですが、色が判別できない色盲の魚ではまた違った結果になるはずです。それに当実験では紫外線が考慮されていませんので、紫外線をよく反射するものや、逆に反射しないものを使うとまた結果は変わってくるでしょう。

その証拠に、この実験では無色透明カラーも抜き出た結果を出していますが、なぜ無色透明カラーに反応がよかったのかは当実験では証明されていません。これは恐らく紫外線等と何らかの関係があると思われます。

スレていない魚には目立つカラーが一番!

とは言え、スレていない魚に対しては、『水の色に対してコントラストが強い目立つカラーが効果的』と科学で証明されたのは釣り人にとって大きい事。比較的まだまだスレ度合いがマシであるソルトのターゲットや、スレていない釣り場の魚、解禁直後の官釣りのトラウトなどに対しては、もうルアーカラーの選択に困ることがなくなるかも?